勤労者互助会・サービスセンターとは


1.市町村勤労者互助会設立の経緯
 市町村勤労者互助会(以下「互助会」という。)は、昭和53年に福島県未組織労働者融資制度(未組織融資制度)を創設するにあたり、未組織労働者が福島県労働金庫(現東北労働金庫福島県本部)から融資を受けるための受け皿となる勤労者福祉事業団体として設けられました。
 この未組織融資制度を創設する背景として、当時は、多くの金融機関が労働者個人に対しての融資が活発ではなく、消費者金融(いわゆるサラ金)利用者が急増し、返済困難(サラ金地獄)に陥る勤労者が多く発生しました。このサラ金地獄を未然に防ぐ目的で県・互助会(市町村)・労働金庫が資金を出資して、未組織勤労者のための融資制度として設けました。互助会が労働金庫に出資することにより、労働金庫の団体会員となり互助会会員が融資を受けられるようになりました。
 しかし、時代の流れとともに一般の金融機関でも個人への融資の取り扱いを始め、カード等で簡単に融資が受けられるようになり、未組織融資制度の利用が年々減少してきたため、平成18年にこの制度は廃止されました。
 その代わりに互助会会員も含め福島県内の勤労者が融資を受けられる福島県勤労者支援融資制度を福島県と東北労働金庫福島県本部で創設し、互助会ではこの制度の情報を会員に提供しています。
 このころから勤労者の意識やライフスタイルに変化が生じ、それとともに互助会の事業内容も融資事業から慶弔見舞金給付事業、福利厚生事業、レクリェーション事業へと大きく変化しています。

2.中小企業勤労者福祉サービスセンター設立の経緯
 互助会を母体とする中小企業勤労者福祉サービスセンター(以下「サービスセンター」という。)は、昭和63年度から労働省(現厚生労働省)が「中小企業勤労者総合福祉推進事業」に基づいて、中小企業勤労者が生涯にわたって豊かで充実した生活を送ることができるよう、中小企業が単独では実施が難しい福祉事業を共同で総合的な福祉事業を行うことを目的に推進して全国に設立されました。
 県内には、福島市、郡山市、会津若松市、いわき市に4つのサービスセンターが設立されています。

3.事業の対象者(会員)
 互助会の会員となることができる勤労者は、互助会の会則に定められ、各互助会によっても異なりますが、概ね各市町村に居住する勤労者及び各市町村内の労働組合のない事業所の事業主および勤労者(パートタイム労働者を含む)となっています。

4.県内の設立および加入状況
 令和7年4月1日現在の設立状況は、31互助会(会員数2,719名)、4サービスセンター(会員数20,906名)となっていますが、事業を活発に実施している団体がある一方、休眠状態の団体もあるなど大きな格差が見られます。


福島県勤労者互助会連絡協議会とは


1.福島県勤労者互助会連絡協議会の設立について
 福島県勤労者互助会連絡協議会(以下「勤互連」という。)は、昭和62年に互助会制度の拡大と活性化を図るため、現在の東北労働金庫福島県本部と(一財)福島県民共済会が中心となって全国でも先進的な互助会の連絡組織を設立しました。
 この勤互連の事務局は、(一財)福島県民共済会内におかれています。

2.事業内容
 勤互連では、互助会・サービスセンター相互の連絡調整を行い、互助会・サービスセンターの健全な発展と勤労者の福祉向上を図るために、次のような事業を実施しています。
 会員への福利厚生事業(交歓事業)の実施
 勤労者向けの支援資金の案内
 事務担当者の研修交流
 互助会・サービスセンターの会員拡充のための広報活動
 互助会・サービスセンターの制度拡充のための調査研究

3.事業の財源
 勤互連の運営と事業の実施に要する経費は、会員である互助会・サービスセンターからの年会費と賛助会員の(一財)福島県民共済会、東北労働金庫福島県本部、こくみん共済coop<全労済>福島推進本部からの賛助会費によりまかなわれています。


福島県勤労者互助会連絡協議会のしくみ





今年度の事業計画 令和7年度


1.令和6年度会計監査

 日 時

令和7年4月11日(金)11:30〜

 会 場

ラコパふくしま(福島市仲間町4−8)

2.幹事会
(1)第99回幹事会

 開催日

令和7年4月11日(金)13:00〜

 会 場

ラコパふくしま(福島市仲間町4−8)

 議 事

報告第1号 事業活動報告(令和6年11月〜令和7年3月)

報告第2号 令和6年度収支決算報告ならびに会計監査報告

議案第1号 令和7年度事業活動計画(案)

議案第2号 令和7年度収支予算(案)

議案第3号 役員改選(案)


(2)第100回幹事会

 開催日

令和7年11月21日(金)13:00〜

 会 場

ラコパふくしま(福島市仲間町4−8)

 議 事

報告第1号 事業活動報告(令和7年4月〜10月)

報告第2号 収支状況報告(令和7年4月〜10月)

議案第1号 令和8年度事業活動計画(案)の概要について


(3)第101回幹事会

 開催日

令和8年3月27日(金)13:00〜

 会 場

ラコパふくしま(福島市仲間町4−8)

 議 事

報告第1号 事業活動報告(令和7年11月〜令和8年2月)

報告第2号 令和7年度収支状況報告

議案第1号 令和8年度事業活動計画(案)

議案第2号 令和8年度収支予算(案)

3.第39回通常総会

 開催日

令和7年5月16日(金)13:00〜

 会 場

ラコパふくしま(福島市仲間町4−8)

 議 事

報告第1号 令和6年度事業活動報告

報告第2号 令和6年度収支決算報告ならびに会計監査報告

議案第1号 令和7年度事業活動計画(案)

議案第2号 令和7年度収支予算(案)

議案第3号 役員改選(案)

4.研修会

(1)事務担当者研修会

 日 時

令和7年6月6日(金)10:00〜

 会 場

郡山市労働福祉会館(郡山市虎丸7−7)

 目 的

事務手続きや団体間の情報・意見交換等

 対象者

主に事務手続きを担当する新任者、他

 内 容

○事業概要と勤労者支援融資制度について(東北労働金庫福島県本部)

○事業概要と共済について(こくみん共済coop福島推進本部)

○事業概要と勤労者互助会保険について(福島県民共済会)

○勤互連の事務手続きについて

(2)研修交流会

 日 時

令和7年9月19日(金)10:30〜

 会 場

にほんまつ城報館(二本松市郭内三丁目303−5)

 対象者

業務に携わる方全般(役職問わず)

 内 容

研修、団体間の情報・意見交換等

5.事業内容の調査
 各団体の運営状況や事業活動、勤互連事業への要望について、6月にアンケート調査を実施、8月に集約表を配布します。

6.広報活動
(1)ホームページ

(2)動画の普及
 昨年度作成した動画「勤労者互助会・サービスセンター事業のご案内」を多くの未加入事業所の事業主に広く視聴していただけるよう、広告にホームページの二次元コードを掲載します。

   @情報プラットフォーム
    サイト :newsR.jp ニュースアール
    運営会社:ラジオ福島、日進堂グループ
    特 徴 :企業・行政・各種団体用の情報プラットフォーム

   A新聞広告
    掲載紙 :福島民報、福島民友
    時 期 :中小企業に関連する記事が取り上げられる時期
         (「ふくしま健康経営優良事業所」認定の12月頃)
         または新規事業所入会キャンペーンの期間

(3)販促品
 加入促進活動で使用する販促物を制作し、団体やサービスの認知度向上を図ります。
 日常的に使用でき受け渡ししやすい実用的なアイテムを選定し、各団体への納品は10月頃を予定します。

(4)新規事業所入会キャンペーン
 キャンペーンを効果的に進めるため、販促品を各団体へ納品した後に実施します。
 
    期 間 :11月〜2月頃
    対 象 :勤労者互助会・サービスセンターに新規加入申込をした事業所
    特 典 :JCBギフトカード

(5)その他
   @情報紙広告
    10月1日発行の情報紙「ゆうゆうらんど」秋号に掲載します。
    (ゆうゆうらんど:福島県民共済会が年2回発行、全県に新聞折込約14万部)
   A加入促進用チラシ・ポスター
    各団体の在庫またはホームページよりダウンロードして活用していただきます。

7.斡旋事業
 前年度と同様申込期間を2回に分けて実施します。
 新規で那須ハイランドパーク優待券とミスタードーナツ商品券を取り扱うことに加えて、レジャー施設入場券の一部(仙台うみの杜水族館、マリンピア日本海、アクアマリンふくしま)の大人料金の割引率をアップします。

(1)レジャー施設入場券

   @仙台うみの杜水族館入館券(宮城県)

   Aマリンピア日本海入館券(新潟県)

   Bスパリゾート ハワイアンズ入場券(いわき市)

   Cアクアマリンふくしま入館券(いわき市)

   D湯ら里日帰り入浴券(只見町)


(2)東京ディズニーリゾート・コーポレートプログラム利用券 <無料配布>
 東京ディズニーリゾートが提供する企業・団体向けの福利厚生プログラム「コーポレートプログラム」の利用期間を前年度より2ヶ月延長して無料配布します。
   利用期間:7月1日〜10月31日(12月31日入園までのチケット購入可能)

(3)那須ハイランドパーク契約法人優待券 <無料配布> ※新規
 (空中アスレチック『NOZARU』・りんどう湖ファミリー牧場優待券付き)
 藤和那須リゾート株式会社が運営する3施設の優待券を無料配布します。

(4)図書カード
 全国の取扱い書店の他、オンライン書店でも利用できます。

(5)ミスタードーナツ商品券 ※新規
 全国のミスタードーナツ各店舗で使用可能な商品券です。
 有効期限はなく、福島県内には13店舗あります。

(6)本『ふくしま日帰り温泉』2025-2026(エス・シー・シー発行)
 割引券やタオルプレゼントなどの特典付きクーポンが含まれており、約100か所の温泉施設を紹介しています。

(7)金融経済教育用小冊子(日本FP協会発行)
 幅広い世代へ向け、それぞれのライフステージに応じた資金計画や生活設計について解説した冊子4種類を取扱います。

(8)防災用品と家庭用常備薬
 防災用品と家庭用常備薬を一括して提供する販売業者と連携してご案内します。


役員 令和7年4月1日〜令和9年3月31日

令和7年4月1日現在(敬称略)

役職名

勤労者互助会・サービスセンター名

役員名

会  長

(一財)福島市中小企業福祉サービスセンター

理事長

堀江 清一

副会長

郡山市勤労者互助会((公財)郡山市文化・学び振興公社)

代表理事

浜津 佳秀

幹  事

二本松市勤労者互助会

会  長

三保 恵一

  〃

須賀川市勤労者互助会

会  長

菊地 大介

  〃

白河市勤労者互助会

会  長

鈴木 和夫

  〃

(一財)会津若松市勤労者福祉サービスセンター

理事長

長谷川守夫

  〃

喜多方市勤労者互助会

会  長

遠藤 忠一

  〃

南会津町勤労者互助会

会  長

高山 秀雄

  〃

(一財)いわき市勤労者福祉サービスセンター

理事長

安藤 靖雄

  〃

南相馬市勤労者互助会

会  長

新田 正英

  〃

相馬市勤労者互助会

会  長

高山 克男

監  事

本宮市勤労者互助会

会  長

渡辺 正博

  〃

棚倉町勤労者互助会

会  長

宮川 政夫

顧  問

福島県商工労働部雇用労政課

課  長

菊地 芳昇


事務局

(一財)福島県民共済会

東北労働金庫福島県本部

こくみん共済coop福島推進本部